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 ユニフランスがはじめてのフランスのオンライン映画祭”マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル”を1月29日まで開催中です。http://www.myfrenchfilmfestival.com/ja/

 自分はこれまで各地の映画祭でボランティアとして参加したり上映作品の選定に携わったりしたことがありますが、秀作にも関わらず上映プログラムに入らなかった作品がいかに多いか。枠が限られているから仕方ないとはいえ、「じゃあいっそのこと”映画祭番外編”としてオンラインで配信しちゃいえばいいのに」なんて、素人考えながらも思っていました。それだけに今回は、待ちに待った・・・と、思わず感慨深くなってしまうような企画です。

 本映画祭の作品がどのような経緯で選定されたのかはもちろん知りませんけれども、映画配信後進国と呼ばれ続けてきた日本において、インターネットを活用した映画ビジネスの萌芽をここ最近になってようやく感じられるようになってきたのは嬉しい限り。映画評論家の町山智浩氏がセレクトしたドキュメンタリー映画ばかりの”未公開映画祭”(1月25日まで配信中)、そしてこの”マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル”に続くように、劇場公開が見込めない作品でも日本の映画ファンに届くようになる時代は確実に近づいています。

 もちろん映画は映画館で見てもらうのがベストなのでしょう。ただ、VODという、手軽に気軽に映画にアクセスしやすい環境を設け、それで「あっ、映画って面白いじゃん」と感じる人がひとりでも多く増え、実際の映画館へ行くようになったらこんな素敵なことはない。オンライン映画祭で多くの利用者から高い評価を受けた映画が配給会社の目に止まり、そのまま劇場公開に至る――という例もひょっとしたらこれから出てくるかもしれません。いまやミニシアター系映画がヒットするためにはクチコミが大きな要因となりますからね、少なくとも現実的でない話ではないと思います。可能な限りリスクを減らし、そしてヒットする確率を上げるため、劇場公開にこぎ着けるまでの準備段階としての役割をオンライン映画祭が担えたらこれはまた面白いだろうなぁ、と感じます。

 2010年、東宝は歴代最高の興行収入を記録しましたが、その一方でミニシアター不況は相変わらずで、周知のとおり1月に恵比寿ガーデンシネマが閉館し、2月にシネセゾン渋谷が閉館。多様な映画を見られる環境は確実に失われつつあります。もはやインターネットに活路を見出すしかないのかも。



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